【注目】あさが来た 「新次郎」の 病気とは？史実をもとに検証！！

大人気のＮＨＫ朝ドラ「あさが来た」も、残りわずかと
なりました。

4月2日(土）が最終回となりますので、残り5日ですね。
今日28日の放送では、あさの夫〝新次郎〟の病気が
非常に重いことが分かりました。

お医者さまのお話しでも、あとわずかな命を悔いなく
といった言葉でしたね。


※http://asagakita111.blog.so-net.ne.jp/2016-03-26-3

これまで、五代様などの影でそっと優しく光を放って
いた感じの新次郎様も、最後の最後でスポットライト
を浴びていますね。

ご存知の方も多いとは思いますが、新次郎もあさ同様
実在の人物がおります。

広岡浅子の夫：広岡信五郎ですね。

玉木宏さんが演じる新次郎と同じで、史実の信五郎も
浅子をそっとサポートしていた優しい人物であった
ようで、その存在も控えめだったのか、あまり史料が
ありません。

ドラマの新次郎と平行して、実際の信五郎の生涯と
最後を追ってみました。

【広岡信五郎について】


※http://kajimaya-asako.daido-life.co.jp/column/09.h...


広岡信五郎は、加島屋の当主、第八代広岡久右衛門
正饒(まさあつ）の次男です。

〝まさあつ〟とは、近藤正臣さんが演じた白岡正吉
のことです。

加島屋は、諸藩のメーンバンクを務めたほど、日本
では有数の豪商です。

ドラマにもありましたが、新選組に資金を融通した
ことは、大変有名な話です。

信五郎は、次男ということもあってなのか、加島屋
の分家（五兵衛家）の養子となります。

浅子が嫁ぐ時には、すでに信五郎はこの分家の跡継ぎ
となっていました。

しかし、分家と言っても加島屋の商いを本家と共に
支える大きな商家です。

信五郎は、ドラマと同様におっとりとした性格で、
三味線などを人付き合いのための仕事の一つと
言って習い、経営に関しては興味を持たない人
でした。

ただ、浅子に対しては寛容で、やりたいように
やらせてくれたそうです。
浅子にとっての生涯にわたり最大の理解者
でありました。

浅子は、自分のやりたいことを唯一理解して
くれる夫のためにも、加島屋の再建に尽力を
尽くします。

信五郎も、趣味の謡（うたい）や茶の湯を
しながらも実業家としての活躍もしています。

信五郎が、謡仲間と出資した企業の一つで、
日本の産業基盤を支える事業となったのが、
紡績業です。


※http://www.zenitaka.co.jp/310nen/amagasaki.html

大阪と尼崎の財界人が共同出資して尼崎
紡績を設立しますが、信五郎はこの時の
最大の出資者であり、初代社長を務めます。

この尼崎紡績は、現在のユニチカの前身です。

その他にも、日本綿花（現在の大手商社双日）
の発起人も務めます。
この綿花に対しては、大阪の発展だけではなく、
国益を左右するものと見据え、強い意志を持って
行っていたようです。

信五郎は、明治37年に喉頭がんにより64歳で
亡くなりました。

浅子は、自分の一番の理解者である信五郎
が亡くなった事を機に、すべての事業から
身を引きます。
信五郎がサポートしてくれていたからこそ、
自分が事業を営んでこれたという思い
が、強かったようです。


※http://nothing-hurt.com/?p=6248

ここ数日の新次郎を見ていると、実にはかない
ですね。
五代様の時の最後とはまた違う、じんわりと
自分の最後を受け入れながら、それでも最後
まで〝あさ〟の良き理解者であり続ける姿
が、男性でありながら儚さを漂わせています
ね。

玉木宏の演技力にも、あらためて感銘しました！

最後までお読み頂きありがとうございました。

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